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1955年のシクスティ スペシャル 見よ、世界の水準!
昭和30年、日本がやっと戦後から復興の第一歩を踏み出した55年体制最初の年。
世界に君臨するジェネラルモータース。その旗艦であるキャディラックのシリーズ”シクスティ・スペシャル”(60-S)の55年式がこのクルマです。 米国のモデルイヤーは秋に変わりますので、実際には1954年秋から1955年夏まで販売されています。これが混乱の元になることもあります。発売と同時に正規輸入され、日本で登録されれば昭和29年登録になってしまうからです。また、駐留軍人軍属が2年間使用後転売する車もありまして。その場合は、同型車でも初年度登録昭和31か32年と登録されてしまいます。 現実に過去日本で販売されていた57年プリマスが雑誌上では59年プリマスとして掲載されたり。59年キャデを62年と言い張る販売店主が存在していたりした事実があります。そういう方の意見は「37年登録の34年型なんてありえないよあんた。何言ってんだい。車検証にちゃんと書いてあるんだから。」と、取り付くシマも無いものでした。 ![]() (上の写真:古い米車の常で運転席側が沈んでます。) 脱線しましたが、このシクスティ・スペシャル(60-S)は4扉6窓の基本スタイル。フル装備のオーナードライバー向けのセダンです。すでにこの時代にオプションであったエアコンも付いています。 興味深いのはオートロニックアイと言う光センサによる前照灯自動現行減光装置まで備えている点です。 そのわりにワイパはいまだバキューム駆動で、走行状況に合わない勝手な動きをするのがご愛嬌です。 テールフィンはこの60-Sではまだフィッシュテールと呼ばれる大人しいもので左側のテールランプを持ち上げると、ガソリン注入口が現れます。これはガソリンスタンドの店員泣かせで、ガソリン注入口を探して車の周りをうろうろする店員を楽しんでなかなか教えない意地悪な客もいたそうです。 ![]() リア・ディゾンじゃなかったリア・フェンダ下部の12対のクロームのエラのようなモールが60-Sの証です。リア・バンパの下部が突き出てひょっとこの口のようですがここに排気パイプがセットされていて、格好良いです。
by Detachment801
| 2007-06-24 20:56
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