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差別と擁護。
昨晩、NHKの首都圏ニュースで「川崎のヘイトスピーチ禁止条例から1年」という特集を見ました。
これは主に在日韓国朝鮮人に対し行われる執拗で悪質なヘイトスピーチを禁じたもので。一歩前進と感じていました。当時私も条例に賛同するパブリックコメントに参加したので、この特集は注意深く視聴しました。 番組では石日分(ソク イルブン)さんと言う高齢女性が実名で登場します。現地でハルモ二(おばあさん)たちの集いを開いている彼女らは、人生のさまざまな場面でどれだけ差別を受けてきたかを切々と語ります。 生きるのに必死で、学校にも思うように通えなかった在日の高齢者は、識字率も低く、過去には訪れた役所で担当者からも「自分の名前も書けないのによく子供が産めたね」という悪質な言葉を投げかけられたと言います。 ただ、日本の人たちからも助けられたこともたびたびあったとも語り、日本人と在日が協力する素朴な人形劇を作られています。 このような方々に投げつけられるいまも終わらぬ差別。ネットではひどい言葉が溢れ、街宣も行われていると言います。 街宣でのヘイトスピーチは禁じられたはずではと思いましたが、実は悪質化する一方で、差別表現をせずに、この条例を「言論の自由を封殺している」と抗議しているというのです。これは非常に取り締まりにくい手段でありながら、差別の意図は達成しているというわけです。川崎市や県警は、この街宣行為、示威行動、スピーカ音量等の取り締まりを柔軟に行ってほしいと切に願います。 話は変わりますが差別問題に関しては、先日、フランスのサッカー選手の中に日本を訪れた際にTVゲーム設置に訪れた3人の日本人スタッフに対し「醜い」「変な言語」と言い、明らかに差別感をもった発言ですが、「プライベートな発言、相手がどこの国の人でも言う」と弁明にもならぬ弁明をしていました。 当然それで終わるべくもなく、問題は大きくなりましたが、それに関し、在仏日本人で、論破が得意なひろゆき氏、また自称”百獣の王”で知られる武井壮氏などから、「あれは差別ではなく悪口、差別の意図はない」(ひろゆき氏)「日本人だって半分冗談で言う」(武井氏)と擁護ともとれる発言があったことが私には驚きでした(武井氏は後に糾弾よりも教育が必要と変化) こういう発想は差別事案には百害あって一利なしです。なぜなら、問題は「フランス人対日本人」ではなく、どこの国にも存在する「差別する人間対差別される人間」であるからです。 「われわれもそういう考えを持っているから」「どこの国でもあること」「若者はそういう表現を使いたがる」「外国語のニュアンスは翻訳で変わる」などといくら聞いてもそれは差別する側の都合であって、差別される側が不快と感じればそれは差別です。そしてそういう表現をなぜ使いたくなるのかこそを問題とすべきです。 どこの国でも「人間はみな同じ、差別は犯罪、差別されるものの気持ちを考える、異文化を受け入れる」という教育を幼少期から徹底することを望みます。
by Detachment801
| 2021-07-10 07:21
| 差別
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