6/18 NHK おはよう日本「都心の米軍基地」

数日前、NHKの朝の番組で、都心の米軍基地についての報道がありました。知らない場所ではないため、興味深く視聴しました。

戦後76年を経て、都心部の主要施設が進駐軍（現在は駐留軍）に接収されていた事実は、GHQが日比谷の第一生命ビルに置かれていたことや、代々木公園が米軍人軍属のハウジングエリアであったことなどが時折取り上げられることを除き、知る人はもはや少数派ではないかと思われます。そういう流れの中で、現在も米軍施設が都心部に存在するとの報道は歓迎します。

GHQから出てくるマ元帥https://youtu.be/rjQcgqJGqTo　より。

アーニーパイル劇場となった東京宝塚劇場

このような興味深い本も出版されています。手前は1952年式ビュイック。後部が見える車は同年のクライスラー。代々木公園内に現在も一戸のみ保存されています。http://20thkenchiku.jugem.jp/?eid=346　に詳しい。

都下や神奈川県にはまだまだ多くの米軍施設が存在しますが、旧軍麻布第三連隊であったこの超一等地は、我が物顔で横田基地に降り立ったトランプがヘリでここに現れたことでも知られるように、都心にアクセスできる米軍のヘリポートであることも相まって、返還の話は全く無いと言えるでしょう。

米軍の日本占領中はハリウッド映画や出版物などで様々な「豊かで陽気なアメリカ人」の姿が日本に紹介されて、多くの日本人は米国式文化（白人文化）や生活に憧れ、洗脳に近い政策は希に見る成功を治めましたが、その陰で、郵便物・出版物の検閲など、いまでは考えられぬことも行われていました。写真は私の自宅に残る当時の封書。
私個人的には、日米安保体制は現時点で有効と理解していますが、独立国家として、米国大統領が変わるたびに武器購入や、基地の経費などで振り回され、言いなりになることがないようにと願うばかりです。