正規輸入のメルセデス・ベンツ300TD

久しぶりに目撃。1980年代前半にヤナセ（輸入はウエスタン自動車）によって販売された正規輸入車。

当時は違法であったバンパー左下のリアフォグランプが取り外され、左右ともバックアップランプになっていること。

実際には視認性に問題のなかったテールランプ1体型のリフレクタが法律上は認められず、30ｍｍの円形のものが二つバンパー下に下げられていることなど、当時の改善措置の様子を今に伝える貴重な車両と思います。

メルセデスベンツのステーションワゴンに人気が出始めた頃でしたが、正式にはこのターボディーゼル1車種しか輸入されず、後にはガソリンエンジンの280TEの並行輸入車が相当数国内に入って来ました。

30年以上経過しているが、見るからに堅牢なボディであることが伝わってくる。この時代の輸入車を維持することは相当の努力が必要と思われますが、良い状態で乗られていることは素晴らしいことです。