プリン と PUDDING

日本に生まれてずっと暮らしていれば、誰にでも「プリン」というスイーツは非常に馴染みがあるもので、これが嫌いと言う人にはあまり出会ったことがありません。箱入りの粉から自宅で作るもの。コンビニなどで買うもの、そして、写真のような喫茶店で食べるプリンの味わいは絶品と思っています（四条河原町にある「御多福珈琲」）

出典：[京都]昔ながらの味わいがたまらない、自家製プリンが名物の純喫茶三選　https://tabizine.jp/2018/02/20/174546/　この器やスプーンも良いですね。

私も近年は粉から作ることが全くと言ってよいほどなくなってしまい、このようなプラスチック製カップに入ったものを購入するのが当たり前になって久しい。もちろん世の中でもこちらが主流ですが、もはやあまりに主流になりすぎて、本来上からかける存在であったカラメルシロップを「プリンの底」と呼ぶ若者がいることに驚きました。
その手のプリンが普通だと思っていた私が、80年代に米軍基地内のカフェテリアで出会った、「固まっていないカスタード・プディング」は軽い衝撃でした。これがまた癖になる美味しさで、何度も食べたものです。
ネットで拾った参考画像：このようなムース的なプディングが、パフェを入れる厚手のガラスの容器になみなみと入っていた。


ネットで拾ったチョコレート・プディングの参考画像：これはガラスが薄めですが、見た目はこのような感じでした。どちらかと言うとこちらのグラスの方が記憶にあるものに近い。写真を撮っておけばよかった。



基地内のクラブではこのような「ライス・プディング」も供されることがありましたが、ほとんどの日本人からは拒否的反応の方が強かった。私は嫌いではなかったので他の人の分まで引き受けることになりました。
ライス・プディング：これもネットで拾った参考画像。ライス・プディングで思い出したのは、以前読んだ本の中に、海外留学した日本人学生がステイ先で風邪をひいてしまい、ホスト家族のお母様が「日本から来た子が熱を出して寝込んでしまった。食欲もないので、日本人にはお米を食べさせてあげよう」とこれを出したところ、その学生は初めて食べるライス・プディングに驚き、手が出なかった。と言う話を読んだことがあります。残念な結果ですが、なんとなく暖かい話ですね。