自転車用ウインカー

ネットオークションサイトをつらつらと見ていたら、とても懐かしいものを発見しました。

これは、昭和40年代、街の自転車店で売られていた電池式自転車用ウインカーセットというもので、後に一世を風靡した派手なシーケンシャル式フラッシャー自転車を好む子供からはあまり見向きもされなかったかもしれませんが、私のように少々ひねた子供は、子供っぽいフラッシャーよりもこちらの方が気に入ってしまいました。

この品とまったく同じものではありませんでしたが、ほぼ同様の品を親にねだって買ってもらって、ホンダの販売店を兼ねた小さな自転車屋のオヤジさんに取り付けてもらい、暗くなってから団地の中を走り回り、曲がり角ごとにこれを点灯した時は本当に心震えるほど楽しかったものです。

フレームに取り付けたプラスチックのケースに単一乾電池を4本ぐらい入れるもので、大きな電池ケースが特徴です。だいたいこんな感じでした。

今思うと、安いものではなかったと思います、それほど裕福ではなかった家庭だったので、よく買ってくれたなと改めて親に感謝します。