これっくらいの おべんとばこに♪ が変わっていく。

突然童謡です。

「これっくらいの　おべんとばこに　おにぎり　おにぎり　ちょいとつめて　きざみしょうがにごまふりかけて　にんじんさん　さんしょうさん　しいたけさん　ごぼうさん　あなのあいた　れんこんさん　すじのとおった　ふき」

この歌は私でも知っている童謡ですが、先日見たTV番組　https://tvpalog.blog.fc2.com/blog-entry-18675.htmlによると、この数年、保育園などで歌われる内容が変化しているというのです。

「これっくらいの　おべんとばこに　サンドイッチ　サンドイッチ　ちょいとつめて　からーしバターに　マヨネーズぬって　いちごさん　ハムさん　きゅうりさん　トマトさん　まるいまるい　さくらんぼさん　すじのはいった　ベーコン」

これは知らなかった！。確かに下の方がカラフルで美味しそうと思われる方も多いでしょう。

しかし、この変更理由が「子供たちが刻み生姜や蕗に馴染みがないから」と聞いたとき、それは違うのではないかと強く思いました。

わずか数年の人生経験しか持たぬ子供たちが馴染んでいるものばかり並べるよりも、実際に刻み生姜や蕗を見せたり食卓に載せたりして説明できればそれは素晴らしいことではないでしょうか。

子供はこれが好きだろうとか食べないのではないかと大人が勝手に決めないで何でも食卓に出せば、蕗の好きな子も生姜や椎茸好きな子も必ず出てくると思います。

本来、童謡や童話と言うものは、知らないこともたくさん含まれていて、子供心に怖い思いをしたり、ずっと疑問が残り、数年後、数十年後に判明したりするのも情操教育として必要と思う私にはとても引っかかるものでした。

この番組内では他に「温暖化による環境の変化で漁獲量が激減した海苔」や「若者の嗜好の変化で忌避される梅干し」などにより、おにぎりの様子が変わりつつあることも指摘していて、興味深い内容でした。