人気ブログランキング | 話題のタグを見る

旧車 パトカー 街の写真、食べ歩きから不要情報までというブログでしたが2014年に横浜に転居直後に癌発症、その後転移が見られ、現在も療養中。そのため内容がクルマに限らず身近なエリアと話題主体になっています。
by Detachment801
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28


うぐいすの鳴く声 ~ 見るなの座敷

梅も桜ももう花を散らしてしまいましたが、まだうぐいすの声は毎日楽しめています。


うぐいすの鳴く声 ~ 見るなの座敷_f0145372_19062055.jpg
うぐいす。YouTubeより。



はじめての家で春を迎え、家の周りで思いがけずさまざまな花が咲くのを見ていると、なんとなく癒されるのを感じます。
うぐいすの鳴く声 ~ 見るなの座敷_f0145372_19055831.jpg

うぐいすの声を聴くと、思い出されるのが「見るなの座敷」という昔話。はっきりとは覚えていませんが、大体こんな感じでした。

人里離れた土地を、旅人が道に迷い、疲れて歩いていると大きな屋敷を見つけます。
玄関で呼びかけると家のものが出てきて、家に上げてくれます、ご馳走をふるまわれ、素晴らしいもてなしを受けてよい気持ちになっていると、家のものが「私はこれから使いに行きます。留守番を頼みたいのですが、その間、どの部屋を見ても構いませんが、この部屋だけは決して見てはいけません。」と一つのお座敷を指し、出かけてしまいます。
旅人はしばらくすると見ても良いと言われた部屋を一つ開けてみます。なんとそこには見渡す限りの夏景色、驚いて次の間を開けると紅葉深い秋の風景。
さらに三つ目の座敷は冬の雪景色が見られます。いったいどうなっているのでしょう。
次の座敷は開けてはいけないと言われた最後の一つ。旅人はもう我慢ができません。
とうとう開けてしまうとそこは美しく梅が咲き乱れた春の世界。うぐいすが軽やかにホーホケキョとさえずっています。
旅人が驚くと突然「見るなの座敷を見られてしまって悔しいわい」と声がして豪華なお屋敷は消えてしまいました。

(何通りかの話の変化はあるようです。海外にもこのパターンの昔話は多く、Forbidden Chamberと言うジャンルと呼ばれるらしい。)

というような話で、小学校三年生だった私はとても気に入り、五年生になって放送部に入ると、給食の時間に校内放送でこの話を読み聞かせる役を買って出たりしたものです。放送部員と言うのは学校内では特権階級的なところがあり、朝礼の時間も部室で大きな機械の前に座り行進曲をかけたり本当に楽しかった思い出があります。


by Detachment801 | 2021-04-09 19:58
<< フィリピン料理 BIG FAM... 藤沢 喫茶ジュリアン >>