日本国内でも反差別デモ。

先ほどTVで見た日本国内の反差別デモの様子。驚くべきことはデモを見た人たちの中から、「日本では差別があまりないからピンとこない」という意見が数件取り上げられていたこと。日本は世界的には被差別である有色人種の国であるにも関わらず、国内では日常的に根深い差別が蔓延している国ですが、教育や、報道はほとんど取り上げない、また親の世代から子供にそういう現実を伝えない。いや、親の世代も知らないままなのでしょう。
大切なことはアフリカ系だけを差別しているかの問題ではない。在日韓国朝鮮人、被差別部落、アイヌ、沖縄人、ハンセン氏病患者、日系ブラジル人、最近では中国人差別も露骨です。当たり前のように米国や欧州の白人を崇拝し日本以外のアジア人やアフリカ系を日本人より下に見ている人もいます。差別に鈍感な人は知らないうちに差別する側に加担している恐れがあります。この米国の事案をきっかけに、日本独特の見えづらい差別構造こそ知るべきと感じました。