1970年代、渋谷・恋文横丁付近、ミドリヤ裏にあった古着屋「サカエヤ」

1980年代ぐらいまで、戦後のヤミ市の雰囲気を色濃く残していた渋谷道玄坂、恋文横丁付近の一角にぽっかりと広がった場所に古着屋が集まったエリアがあり、質流れ風の背広、そしてコンバースなどの最新の輸入スニーカーまでが多数売られていました。その中で「サカエヤ」という店には、当時の不良が好んで着た玉虫生地のコンポラスーツや光沢のある生地の長広（ちょうびろ）などと呼ばれた変形スーツなどがあり、一度まだタグが付いた既製品のコンポラスーツを購入したことがあります。いまではどのあたりかわからなくなってしまいましたが、ネットで古地図を見つけてその辺りを懐かしく思い載せてみましたが、私が通った70年代後半当時の写真は見つけることができませんでした。
昭和30年代と思われる道玄坂エリアの古地図。戦後しばらくはこのような状態であったと思われる拡大図、メリケン横丁という路地があり、古着という記入が多数みられるが残念ながら屋号は入っていない。


このような感じの古着を見つけるのが楽しかった。参考まで。ネットで見つけた昭和30年ごろと思われる恋文横丁入り口の画像。サモアールというロシア料理、大盛食品という乾物屋が見える。上記の地図の中で、その場所が確認できます。