誰にでも、子供の頃「こんな美味しいもの食べたことない!」という瞬間があったと思います。思い出してみると、結構面白いので、つれづれなるままに書き記してみたら、何かになるかも?と思い、記録として留めておきます。
1.たまたま入ったどこかの駅ビルで頼んだハンバーグにホワイトソースがかかっていたもの。これは子供ながらに人生観が変わるほどおいしかった。その後その店に行くたびに頼んだ記憶があります。2.父親が買ってきた中国製ライチの缶詰、父は変わった缶詰を見つけると買ってくる人だったので、中国のアヒルの缶詰(注1)をはじめ、その後エゾシカ、熊、トド、オットセイなどの缶詰までエスカレートしておりましたが、私も好きなほうなのでみな食べてみました。しかしライチの美味しさは格別だった。3.タンシチューの缶詰。このサンタという銘柄はカレーをよく食べていましたが、ある日口にした同社のタンシチューは絶品!今買えるならもう一度食べたい#1.4.近所のパン屋で買うことができたマーマレードをはさんだバタークリームのチョコレートケーキは他の上品なケーキよりもダントツに美味しいと思った。
5.小学校低学年のころ、カレーライスと牛肉だけが美味しいと思っていた時代、中野の洋食屋「ユザワヤ」(手芸用品店に非ず)で食べたグラタンはこの世のものとは思えないほど美味しかった。6.米軍立川基地に勤務していた父が持ち帰ったドクターペッパーの美味しさは忘れられない。当初は缶切りで三角形の穴をあけて飲むものでしたが、穴を開けた瞬間の香り立つフレーバーの魅力は今飲んでもそこまでとは思えないほどかぐわしかった。だが後にルートビア(注2)を知ってしまうとそちらに気持ちは移行しました。7.昭和40年代前半、運動会が終わると配られる学校名が入った記念品のような紙箱に入った紅白すあま、浣腸のような形であるし、謎の物体と思ったが、とても気に入ってしまい今でも好物です。8.本格的な中華料理のお店のチャーハンに入っている赤いチャーシューで開眼した台湾のソーセージ、甘みのある独特の味わいはたまりません。9.この画像は最近のものですが実際は細い250ml缶のものでした。昭和45年ごろ中野区にあった自動販売機でしか買えないシュエップスのクリームソーダ、その時が一度目の上陸であるようですが(注3)缶入クリームソーダは調べてもヒットしません。
10.やはり好き嫌いには親の影響があるわけで、父が良く食べていたビーフパストラミやオイルサーディンとグラハムブレッド、ライブレッドはなどは好物の一つで、体調が良くないようなときでもライブレッドやグラハムブレッドなら口に入ります。11.これも米軍基地のおみやげ、小さな紙パックに入ったチョコレートミルクの美味しさは他に比べようがありません。10数年前まで存在したようですが、横浜のミルクプラント(注4)返還後は目にすることもなくなりました。(写真は別物)12.これは特段に美味しいスイーツの一つと思います、特に昭和40年代は別世界のお菓子のようでした。メレンゲという言葉を覚えたのもこのケーキのおかげです。13.すあまになんとなく似ていますがこの食感は大好きです。青柳ういろうはTVでCMもやっていましたが最近は見ませんね。プレーンの他、抹茶やコーヒー味も大好きです。魚肉ソーセージのように丈夫なプラスチック包装を金具で留めてありました。
とりとめもなく書いてみましたがすべて50年前の思い出なので、勘違いなどもあるかもしれません。 (注1)香辛料が香り高くとても美味しいものでした。先日中華街で探しましたが現在はほとんど流通していないようです。
(注2)沖縄のA&Wが有名なサルサパリラ香料の炭酸飲料。好きな人と嫌いな人の両極に分かれる。個人的にはDAD’Sが好みです。

(注3)Wikipediaによると次の通り、「
日本で最初にシュエップスのライセンスを受けたのは1962年3月の日本ソフトドリンク社で、当時は片仮名表記が「シュエップス」であった。181ml入のリターナブル瓶を使用して流通させていたが、同社はその後1974年頃に終売。」