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旧車 パトカー 街の写真、食べ歩きから不要情報までというブログでしたが2014年に横浜に転居直後に癌発症、その後転移が見られ、現在も療養中。そのため内容がクルマに限らず身近なエリアと話題主体になっています。
by Detachment801
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American Hot Wax!at the Tokyo Summerland

先日、ところざわ自動車学校でお会いした1958EDSELの方からお誘いを受けていたのですが、久々に風邪でダウンしてしまい、行く事ができなかった1950’sMUSICと自動車のイベント「American Hot Wax」(12/23、13:00~東京サマーランドにて)


ご親切にも、当日の様子がEDSEL氏より送られて来ましたので、紹介します。(画像加工しています)

1950年代中期の米車のスタイリングリーダー的役割を担っていた1956OLDSMOBILE、
53-55年はグリル内に二つの楕円形のバンパーガード的部分を持っていたが、この年それは巨大化して一つのバンパーグリルを形成するに至った。
バンパーとグリルの一体化は現代にも通じる簡素で、しかも充分未来的なスタイリングなのがこの写真でもわかる。
写真のクルマの車種はわからぬがドアに窓枠がないのと屋根が何となく乗っかっているようなので88コンバーチブルかなと思う。
通常型の88とSuper88、上級車種の98があり、それぞれに”HOLIDAY”(休日)と呼ばれるH/Tやコンバーチブルがあった。98のスリーポインテッド形のホイールカバーはその後カスタムカーに使われることが多く、良く似たレプリカが現在も売られているのは興味深い。50年代のR&Rにも歌われる人気車種でもある。
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1958FORD EDSELと1950Nash Ambassaderが並ぶ、現代の日本と思えぬ情景。
後のAMCグループの元になるNash-Kelvinatorは1940年代後期に早くも航空機的なフレームとボディの一体化を採用し、”Airflite”としてその先進性を誇ったが、その結果として生まれたセルロイドの石鹸入れのような車輪をボディが包み込むデザインがその最大の特徴となった。当時のイラストを見るとこれで充分なステアリングが確保されるのかと思うほどであるが、この写真を見るとかなりオフセットされているようだ。板バネを使わず、4輪コイルスプリング採用も目新しく、GMからハイドラマチックの供給を受けたA/T標準も人気の秘訣かもしれない。
そのため生産台数は19万台を越える大ヒットになったのがこの1950年式、私はこのクルマを実際に見た事がないので、今回見てみたかった車種だった。

EDSELに関してはところざわでのイベント時に紹介したので重複を避けますが、二重になった盾型部分を持つ3分割グリルと2分割バンパーの造形美はかなり力作だが、当時の米国人には受け入れられず、孤高の存在となった。
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Chevrolet達。手前の59年、隣の58年は完全にカスタム化されていて、その向こうの55-56年の窓の下端ぐらいまでしか車高がない、特に58年式は元の車種がわからないほど。最近の傾向はレイクパイプはつけてもダミースポットは装備しないのが主流らしい。
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56-57年式Bel-Air とその派生スポーツワゴン、Nomad、一番左は49-50年マーキュリーかもしれない
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54と56年のCadillac、この三年はあまり変化がないのだが、バンパーの位置とスモール/ウインカーの場所で見分けが付く。さすがに当時のアメリカでも間違える可能性があったと思ったのか、56年式のダッシュボード、助手席の前ににNineteen-fifty-sixなんて年式がデザインされています。

後ろに三台並ぶ車はおそらく左から同年代のエルドラド、50年Nash、それに58のポンティアックのようだがわからないのが残念です。
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昭和三十年代風の色合いにして見ました。EDSELのペパーミント色、Nashのブラウン/濃い目のクリームの2トーンはいかにも米国人好み、右は55年Cadillac
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1957年後期型Dodge、ロイヤルランサーだったかな、この年のクライスラーは素晴らしいスタイリング展開を見せていました、特にプリマスとこのダッジは迫力満点、このボディシェルは同年の上級車種DeSotoのFiresweepにも流用されていてアメリカの車種展開の小技を見ることが出来る。同じことはBuickのRoadmasterがCadillacと同じボディだったりもするので、そういう点を見るのも楽しみの一つである。

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中央の車両は49年マーキュリーかなとも思ったが、そうだとすると特徴的な観音開きのドアハンドルがスムージングされているので判別付きがたく、他車かもしれない。57キャデのホイールカバーやきらびやかな51-52年DeSotoグリルの採用、モールディングもほとんどない上、さらにヘッドライト周りも手を加えられていて元の顔がわからない強烈な一台である。後方に50年代初期のファストバックのGM系が2台いるのもとても気になります。
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EDSEL氏、本当にありがとうございます。また次の機会には是非お会いいたしましょう
by Detachment801 | 2012-12-25 07:52
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