マツダ三輪トラック 昭和27年式

会場内で異彩を放っていたマツダの三輪トラック。
よく見る丸ハンドルのT1500などとは違う単眼のプリミティブなもの、フロント周りが幌なのも現在では考えられない。

戦前型とあまり変わらぬほとんど単車に近い構造、今の若者ならトライクと呼ぶかも知れぬ。
会社の若いものにこの写真を見せたらゲート式シフトに感動していた。


セマフォー（腕木式方向指示器）のスイッチ。一般にアポロの呼称で通用しているが、このスイッチにもアポロの名があり、無理もないと思わせる。

MAZDAがまさか女神の名だとは私も本で読むまで知らなかった

緑ナンバーは農耕機や小型ロードローラなどと同じ小型特殊登録なのでしょうか？
気がつけばワンテールです。まだ資源の少ない時代だからでしょうか

旧漢字の多い、うっすらと読めるプレートが貴重です

始動はクラシカルなペダルのついたキックによるらしい

堅牢な前輪は貨物列車の貨車のようなゴツイ板バネによって支えられていた