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ゲンスブールの映画
稀代の伊達男と称されたセルジュ・ゲンスブール、通常ゲンズブールと濁るが、この映画ではゲンスブールと表記されていました。
その没後20年を記念して作られた映画、 非常に少ない上映館とスケジュールでしたが、なんとか見られました。 内容はゲンスブールの子供時代から始まる、ナチ占領下、ユダヤ人に生まれた彼は、美術学校の年上のモデルに接近したり、役所に「ダビデの星」(注1)を貰いにいき、小ばかにする担当の役人に「ボクはナチSS将校(注2)と友達なんだ、紹介してあげようか」などと吹聴したりする、容貌のコンプレックスも手伝い、屈折した寂しい心を持っていた。 学校ではわいせつな絵を描き、友人ばかりか先生まで虜にしてしまう。小さなゲンズブール、家では厳格な父親に徹底的にピアノを仕込まれる。ユダヤ人に生まれたと言うことはスポーツや音楽、芸術に秀でていなければ食っていけないということを暗示しているのだろう。 若者になってからは、彼の分身と言う大きな花と耳を持った被り物の男が常に周りにいて、その分身との会話で話が進む、私にはこのアイデア、これがどうしても面白くないのだ。その分彼や回りの人間のエピソードの描写が希薄になってしまい、ストーリーすら把握しきれなくなったりするのだ。 ネタバレになるので内容はあまり書かないが、もっともっとさまざまな女性達との出会いや恋愛関係に至る経緯なんかを前面に出して欲しかった。あまりに次から次へと女性が現れるだけ、背景のパリの街はたまらなく美しく、音楽はたまらなく切ないが、だからといって、1800円を払って2時間見続けるほどとは感じられないのだ。 ただ、BBが犬を連れて登場、裸にシーツを纏いピアノの上に乗り、彼と戯れながら作曲するシーンはよかった、(だからポスターになったんだな)このとき作られたジュ・テームが、後にジェーン・バーキンと歌われるのは初めて知りました。 ほとんどの日本人が期待するだろうジェーン・バーキンは似た女優を探したのだろうが、あまりに役不足でした。 私の期待が大きすぎたのであろうか? いや、それもあるが、分身の存在を大きく描きすぎたのではないだろうか? 監督は漫画家出身なので、カリカチュアのような映画にしたかったのであろうことは理解できます、フランス人には受けがよかったのかもしれない、しかし心に残るものがあまりない映画になってしまったのではないか、喫茶店かブティックでモニターで流れていたら、きっと誰もが目を留めるが、それ以上は難しいのではないかなー?と思いながら渋谷を後にしました。 ![]() (注1)ヒトラー率いるナチスドイツは1940年にパリを陥落、フランスに進駐します。 ダビデの星とはナチスドイツがその占領下においてすべてのユダヤ人に服につけることを強制した10cmぐらいの黄色い星のワッペン。非常に屈辱的なこのマークを率先してもらいに行く彼の心に差別と言うものが人の心に落とす1深く暗いものを見た気がします (注2)ナチス・ドイツにおいてヒトラー親衛隊はSSと呼ばれ、ユダヤ人に対し残虐行為を働いた象徴でもある。それを引き合いに出すシーンを入れたのも当時のフランス社会を表現したのであろう。
by Detachment801
| 2011-06-01 08:46
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