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SEX AND THE CITY2 ネタバレ注意
会社の帰りに最近評判の映画を見る、
20時からがラスト、映画館に着いたのが19:53 ギリギリに滑りこむがCMなどが多くて始まったのは20:10過ぎ、平日の最終回なので客はまばらですっごく見やすい。 内容は20代後半以降の女性ならみな知っていると思われるほどの超人気映画だが、男性にはいまいち人気薄だと思うので簡単に解説&感想、 主なキャストは私と同年代の40~50歳前後の女性4人、性格はさまざまだけど80年代からの大親友。 著述業で結婚二年目のキャリーは、有能だが家では寝転がってTVばかり見ている夫(日本には多そう)が夫婦での外出もしたがらず自分に無関心なうえに週のうち二日は別居しようという提案をされて苛立っている 勉強家の弁護士だが不遇な職場のストレスに爆発して退職、息子の参観日にも行けて精神的には一息ついたミランダ とっても真面目で一生懸命だが要領が悪いのか子育てに四苦八苦のシャーロット、アイリッシュでセクシーなベビーシッターが働き始めるが夫の目が若い彼女に釘付けに! パワフルで行動派、サプリメントで更年期を押さえ込み、女の魅力をいつも磨いていて、セックスにも貪欲なサマンサ。そのシモネタは笑える。 冒頭クライスラービルディングが映し出され、アリシア・キーズがブロンディをカバーしたラプチュアが流れる所から始まるめちゃカッコいいNYの都会的なシーンに4人の出会いの回想がかぶるところから始まる ジューイッシュゲイの結婚式などのエピソードも交えているのが現代アメリカ社会なのだろう、パーティでホンモノのライザミネリが歌い踊るが、私はそっくりさんかと思ってしまった NYに住むこの四人、人生半ばに差し掛かりみなそれぞれの悩みやストレスを抱え毎日を過ごしているのだ。 どんなにしあわせそうに見えても、家の中というものは外からは見えないもので、そういったところの描写も女性をひきつけるのだろう。 キャリーの旦那が「何が問題なんだ?」を多用するのは男と女の価値観のすれ違いを良くあらわしていると思った。 そんな中、ある日突然最も自由奔放なサマンサの元に昔付き合いのあった彼のスポンサーであるUAEの富豪から4人一緒にアブダビ超豪華無料ツアーのオファーを受ける。 もちろん全員参加で夢のような旅行が始まるのだがそこから思いもよらぬ展開が・・・てな感じです。 アブダビ行きの飛行機や絢爛なホテルはみなセットのようだ。やはり描写に問題があったのかドバイロケは許可されなかったと後で知った。 到着するとさまざまな豪華さを表す演出のなかで私が最も気に入ったのが4人に一人ずつの執事のほか、一台づつルーフだけが黒い純白のマイバッハがショーファー付で提供されること、このクルマが富と贅沢の象徴なのだ、ドイツの車なので英語ではマイバックと発音するのを初めて知った。 堅実なミランダが計画して毎日楽しく贅沢に過ごす中、キャリーはものすごい偶然で元カレに出会い、唇を奪われる。サマンサには止められたが、秘密は持てないと旦那に国際電話で報告してしまう、私は心の中で「やめれー」と叫ぶ。 案の定動転した旦那に電話を切られてしまう。これは報告すべきだったのか意見が分かれるところ、現実には正直に行ってしまわぬほうが良いというのがほとんどの人の意見だろう。しかし映画なので一途なキャリーの性格描写としてはこういう結果になるしかないと思う。 サマンサはイスラム圏ではタブーの露骨な服装でオランダの実業家の目を引き、誘われてビーチでいちゃつくが無論そんなことはご法度の国、通報され逮捕の憂き目にあう。それが原因なのか無料で滞在のプランも打ち切られ、一泊200万円の部屋と知り、あわてて4人でホテルを脱出! このときキャリーが、「夫婦とも出稼ぎのため3ヶ月に一度しか妻にあえないがその分もっと幸せだ」と静かに語ってくれた執事に、妻に会う飛行機代をチップとしておいて行くシーンはちょっといいです。 空港まで行くために呼んだタクシーが到着するとなななんと昨日までのマイバックとは雲泥のポンコツカローラ!ここ最高笑える! いつも世間知らずなお嬢様なのか的外れで足を引っ張るシャーロットに困らされ(こーいう人いるよね)、キャリーはパスポートを市場に忘れて探す羽目に、とうとうサマンサはアラブ人群衆の中でトラブルに巻き込まれ(元はシャーロットのせいだけど)ブチ切れて卑猥な言葉でアラブ人を罵倒してマジ絶体絶命! ここで助けてくれたのが黒いブルカに身を包んだ女性たち、彼女らは密かに西欧ファッションと自由な女性像に憧れていてかくまってくれる。こりゃちょっと話が出来すぎ! ドタバタの末NYに帰還、最大の問題は連絡のつかないキャリーの旦那だったがなんとブラックダイヤモンドの指輪を彼女に差し出し結婚生活の誓いをしろという粋な計らいでまずはハッピーエンドかいな。 他の三人もそれぞれなんとか問題が解決しておしまい。 話としてはとっても楽しいが、一般的に言われるように「感動のラスト」とまでは行かないだろう。 ただし、若い子達のレンアイドラマではなく40-50代の女性の考え方や男女の感覚の差を描いたところが魅力の映画だと思いましたぜ。 奥様や彼女が見に行きたいといったら彼氏や旦那は食わず嫌いでなく同伴しても楽しめる映画といえるでしょう。約二時間半だがテンポが良くて長いとは感じなかった。出来の良い映画です。 以上。
by Detachment801
| 2010-06-18 02:03
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