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旧車 パトカー 街の写真、食べ歩きから不要情報までというブログでしたが2014年に横浜に転居直後に癌発症、その後転移が見られ、現在も療養中。そのため内容がクルマに限らず身近なエリアと話題主体になっています。
by Detachment801
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最近のニュースから。

国会で、永住外国人に地方参政権を認める法案を提出の動きがある。これは自民党政権時代から検討されている法案であるが、これに反対を唱える議員集会が行われたとのニュースを見た。

私の考えでは、本来政治なんてものはそこに住む人のためであるから、永住権を持っているのなら、参加すべきであるし、政治に大切なことは器の大きさであるのだから、選挙に参加する人の分母は大きいほうが良いはずである。

この法案は、基本的に在日韓国人が対象であるといわれる、だとしたら、既に何世代にもわたり日本にその生活の根拠を持ち、働き、納税し、日本人となんら変わらない生活を送っているのである。むしろその母国には生活の基盤がないと言い換えてもいいのだ。その人口もいまは約100万人、つまり日本の人口の1%は在日韓国人が占めているわけだ。

その彼らが毎日の生活を向上させるべく、選挙に参加することはごく当たり前の感覚であると思う、それを何故かはわからぬが、大臣クラスの議員の「彼らを選挙に参加させると日本が滅ぶ」式論理がまかり通っているのは、常識的に考えて何かがおかしいと思うのだ。逆に言えば、そんなに恐れるほど自分たちが何かいけないことをしていたと認識しているとしか思えない反応であり、そこだけ聞くと在日韓国人がまるで日本を滅ぼすために存在しているのかと思えるほどである。
在日韓国人は日本を滅ぼすために存在しているのではない。また、永住外国人が転覆できるほど国の仕組みは簡単でもない。日本はその程度の国なのか?こんな当たり前のことがなぜ理由になるのか?不思議です。

極端に言えば日本を転覆させたがっていた日本赤軍やオウム真理教から参政権を剥奪しろなどという発言は聞いたこともない。
むしろ永住外国人のほうが日本の政治が国際的に向上することを願う気持ちは強いはずです。地方参政権だから良くて国政はダメという意見もあるが、これだって次の段階にはきちんと検討すべきでしょう。
この国際化している時代に「日本は日本人による日本人だけのもの」というような感情的とも取れる意見が声を大にして叫ばれるのは不条理というものではないでしょうか。


日本と韓国は隣国でありながら過去の日本の侵略政策という歴史的経緯や、戦後も国家間の摩擦や差別問題などが多数あるため、賛成派、反対派双方ともその問題を持ち出して論戦になったりしていますが、私はその論議よりも、日本に暮らす外国人は永住権を持った時点で選挙権を得る、日本国籍を取得したら被選挙権を得る、という考え方が日本と日本人と在日韓国人のすべてにとって長期的により良い道であると考えています。ちなみに韓国は外国人参政権を認めていますが韓国がそれで滅びるとは思いません。国家間の約束事は相互主義が原則ならばその点で韓国側の姿勢は一歩進んでいるといえます。
せっかく昨今の日韓交流もこれでは中身が伴いませんね。

アメリカでは1960年代に公民権運動が起き、有色人種にもすべての権利が保障されたが、そのとき言われた有名な言葉に、次のような言葉があります。「アメリカにある人種差別は黒人問題といわれるが、そんなことはない、あるのは有色人種を差別してきた白人問題である」




各国の参政権付与状況一覧はWikipediaに表があるので一応の参考にはなると思います
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%96%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E5%8F%82%E6%94%BF%E6%A8%A9

昨年の日韓交流おまつり、六本木ヒルズにて
最近のニュースから。_f0145372_12142957.jpg

by Detachment801 | 2010-04-18 11:30 | 韓国・朝鮮文化
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