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墓参り と 大沢食堂
昨日は朝はPCで写真の整理、昼ごろシャワーでその後は何十年も行っていない曾祖母の墓参りと超激辛カレーに挑戦、という崇高なる目的を持ち外出!
いきなりシトロエン2CVに遭遇。ナンバー横にあるのはバックアップランプでしょう。 リヤフォグがバンパー下に吊られているのはオーナーの好みか。2CVはすべて巻き上げることのできる手動サンルーフ装備なのが良いですね。 目白付近で見かけたアルファ、ジュニアのザガートのようだ。かなりマニア度高し、運転されていたのは白髪の紳士。おしゃれですな。 遠くから見たらジャグアかな?と思ったがローバーだった。今の日本で日常のアシにローバーを選ぶってのはなかなか個性派だと思う。 花と線香を買い、30数年ぶりに来る寺。 当然墓の場所なんかわからず、たまたま手入れをしていた女性に聞いて教えてもらう。 そのとき、近くの墓に墓参りをしていた老婆が来て 「あなたを見ていると、私が死んだあとに曾孫が来ておまいりしてくれる姿を見たような気がします。」 と、わかったようなわからんようなことを言って話しかけてきた。 そして、今日はなぜ来たのか?誰のお墓か?どういういきさつで来る気になったのか?などと質問してきます。 私にとってこの墓は母方の曾祖母、会った記憶は小学校低学年のころしかない。 母方の祖父一家は神官の血を引く家系で奈良に墓があり、父方には浄土真宗の僧侶である曽祖父もいて鹿児島にはその寺もあるが父はクリスチャンで洗礼を受け教会の墓地に入った、母もいずれそうなるはず。 などと名も知らぬ老婆に私は自分の先行きについて考えあぐねていることなどがなぜかすらすらと口から出る。 老婆は大変驚き、「あなたの家族は」と聞かれるのですでに離婚して子供たちは先妻が引き取ったというと 「初対面でこんなことを言うのは失礼かも知れぬが、離婚されたのも、あなたの先祖がばらばらで霊界がまるで宗教戦争のようだからではないか、見るとあなたには仏性があるので、僧侶だったひいおじいさんのほうを向いたらよいと思う。仏教は慈悲です。私は頭は良くないただの婆だが、朝晩般若心経を読むのを日課としていますよ。」 と語る、すでにお孫さんが三十歳を超えているというのでかなりご高齢のようです。この間、実は同じようなことを繰り返し語るので1時間以上にもなったのだが嫌な感じはしない、自然に耳に入ってくる。 そして「あなたは私が死んだあとに孫や曾孫が私の墓に来る姿を見せてくれた、とても安心します。普段午前中しか墓参りはしない私が、今日は午後にきてよかった。」と言い、杖を突いて去っていきました。 私もこの老婆に会えて良かったと思い、突然の墓参りもいいものだなと思いましたぜ。 寺の境内にある不動庚申、下部に日光でも有名な「見ざる聞かざる言わざる」があります。この日初めて知ったのですがこの猿たちは、健気にも人間の罪を天に伝わらないようにしているのだそうです。そう思ったらなんだかとてもかわいく見えましたね。菊一輪は誰が手向けたのだろうか。 寺から出るとこんなカッコいいSLに遭遇。紺ボディに紺のトップ、粋だねぇ。 スゴーい雲、まるで今見たばかりの不動庚申の龍のようでした。 結局大沢食堂は6時まで準備中になってしまい、都心に向かう、ハリー・ウインストンの前で。 問題:この写真にコメントをつけるとしたら何が良いか、自由に答えよ 老舗の洋食屋、数年前に路地裏の二階から移転したらしい。以前あった場所は昭和20年代からの店で終戦直後の雰囲気がある店でした。 天使と向き合う若いカメラマン いいいいままで一番辛いカレー食いました!(><)駒込にある元キックボクシングのチャンピオン大沢昇氏の店として有名な「大沢食堂」の極辛カレー! 店に入ると今日は若者とおばちゃんだ。昇氏は不在らしい。 この若者、大柄だが優しい口調なのが逆に強そうだ、やはり格闘関係の若者なのであろうか? 注文するとまず「初めてですか?だったら小皿で試してから注文してくださいね」 これは軽い気持ちで注文して討ち死にする客があまりにも多いからだと思う。 あと途中で水飲まないことも念を押される。水飲んでしまうとその次が余計辛く感じるのと、最後まで無理やり水で流し込んでしまうのは料理を作る身からすると納得できないのであろう。 その小皿を試す。物凄い辛さだが食えないほどではない!と踏んで「お願いしまーす」と声をかけると「大丈夫ですか」とうなずく彼。 なんだか修行しているような気分になってきた。 待つこと3分、その間にさっきの小皿の分が口の中でじんわりと辛く感じられてきた。 ヤバイ!メインが来たときにはこの辛くなった状態からスタートということなのだ、 見た目はなんら変哲のない普通のカレーライスです、このハッタリの無さが本物だった。 一口食う、さすがに辛い!「これはカレーの真空飛び膝蹴りやー」彦麻呂かっ! こういう辛さは初めてです、アルティメット・インサニティという超激辛ソースが入っているかのようだ! もはや中本の北極もボルツの20倍も普通の辛口程度にしか思えん!スゴイッス!完食がやっと、味わうどころではなかった。汗だくです、ハンドタオル持参してきてよかった。 レジで「いやぁ辛かったぁ」と言うと、おばちゃんが「きれいに食べましたねぇ」と言ってくれたのが何よりでした。 あ!今気がついたが曾祖母の墓は「大沢家」だった、なんだかわからんが今日は大沢つながりだったのかー! 帰りにコンビニで焼き芋とヨーグルトドリンクで一息。ここは本来普通の定食屋なので次は普通の料理食べてみようと思います。 すでに遅い時間なので帰ろうと思ったら1951年のシボレー発見!珍しいね。ここまで古いのは。 ここからまた新しい展開が始まるとはそのときはまだわからなかった。続く
by Detachment801
| 2009-11-08 08:27
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